初回特典版『狼と香辛料 ボクとホロの一年』 賢狼襲来ッ！！ その２

ゲーム内容の紹介はこっちから。初回特典のお陰ででかい箱関係の記事は下の記事へどうぞ。

「裏SENTENラボ 初回特典版『狼と香辛料 ボクとホロの一年』　賢狼襲来ッ！！」

---

早速ソフトをDSにセットし、電源オン！

会社のロゴマークの後始まる、めくるめくホロのドリームオープニング。

きらきらエフェクトとか、
いろんな立ち絵とか、
三頭身版とか、
構成がまんまギャルゲーなんですが。

行商しつつホロとの好感度アップも楽しみの一つだから、正しいつくりではあるけどね。


オープニングムービーを終え、ゲームロゴが表示され、ここから本格的にゲームが始まる。ちなみに、「設定」のほうで獲得したCGやエンディングを見ることができる。また、なんとセーブとかシステム関係全般に言えることだが、ホロが声で報告してくれるのだ！　いちいち、つくりが嬉しいね。


ゲーム序盤は主人公「ボク（名前は固定）」とホロの出会いから。ボイスについては、メインキャラ（ホロ、主人公の親友等）はフルボイス。脇役も重要なイベントではフルボイス。言うまでも無いことだけど、しっかり演技してくれています。アニメ版を見たことがある人なら、その光景を頭の中で想像しながら話を進めるのが実に面白い、楽しみ方。


本編ではホロはすでに最初の村から脱出し、一人で旅の相棒を捜している設定になっている。ロレンスとの絡みはないらしい……ので、脱出方法は今のとこ不明。後で出るのかな？　なさそうだけど。


あ、あと、主人公がかなり鈍感キャラに仕上がってます。ロレンスの初期も鈍感だったけど、輪をかけて鈍い気がします。お陰で、第三者視点で「こいつ鈍いなー、そういう意味じゃねーだろー」とツッコミながら楽しむことができます。うん、本来の楽しみ方じゃないよね、ギャルゲー的に間違ってるよね！

でもってホロはホロで、ゲーム内でも原作どおりの老獪な賢狼ホロ。男女のやり取り、駆け引きがうまいお人です。それがフルボイスで流れるから、もうたまらん！　もうね、アニメ版でホロの声に一目ぼれした人なら、声だけで絶対楽しめます。


もうひとつの目玉である「行商システム」については、まだ買い物しただけなので書くほどのことはない。ただ、ホロとのやり取り目的で買ったから、そっちは余分なくらいなんだよねェ。

---

最後に細かいツッコミを。主人公が序盤のイベントでホロに「桃の蜂蜜漬け」をプレゼントしてるんだけど、あれ、原作的にはものっすごい高級品扱いだったんだよね。だから、（行商人初心者ではないけど）ホロに飲み屋で期待されない程度の懐具合の主人公が買える物品じゃないだろ！　て話。それ以前に、市場に出ること自体めったにない、てロレンスが言ってたからね。原作設定的にはありえない展開だよね！……という、原作知ってる人間からの製作者へと小さなツッコミ。