裏SENTENラボ
ゲーム、マンガ、および、ニュース関のtwitterで流した情報をまとめて記事にしています。twitterが面倒な方は、こちらからどうぞ。 桜戯 @sakuragi_007
書評 「スクラップド・プリンセス」 その2: ギャグパートとシリアスパート
すてプリの魅力といえばキャラの濃さであり、そこから生まれる破天荒ぶりだ。
すてプリではキャラの個性というものが一人一人事細かに書かれている。
パシフィカは容姿は出生ゆえに姫らしいが、天真爛漫で、元気で、活動的で、野良猫のようなキャラ。
兄のシャノンは物憂げで、世帯じみて、爺くさく、細かくてめんどくさがりなキャラ。
姉のラクウェルはぼんやりとしていて、ぼけてて、何考えているか分からなくて、魔法オタクだ。
それぞれの個性を一冊に一回は毎度容姿の説明と共に彼は書いている。
これはすてプリの後に書かれたまじしゃんず・あかでみぃになっても続いている。
主人公キャラだけではなく、一話限りの登場キャラでもメインストーリーに絡めばちゃんと説明が書かれる。
小説は挿絵でも入らないと世界観を把握することは読者頼みだ。
だから、精細な情景描写というのは小説の良し悪しに繋がるし、個性を出す大事なポイントだと私は思う。
榊一郎の情景描写は、基本的に想像した状況を普通に書いている感じだ。
細かく書かれているが、特別個性があるように書かれているわけでもない。
榊一郎が個性強く書いているのは、キャラ同士のやり取りだ。
その辺りは実際に読んでみてほしいところだが、絵師の独特な質感の絵とあって非常に変態っぷりが引き立てあっていて面白い。
特に、おっさんとか、おじさんとか、親父とか、巨乳の女性とか、癖のあるキャラがいい味を出している。
ギャグに走る場合は徹底的にギャグに走るし、状況によっては戦闘中であってもギャグに走ることもある。
魔法オタクのラクウェル姉関係が特に多いパターンだ。
一方でシリアスなシーンもしっかりと描かれている。
すてプリのおいてパシフィカとシャノンとの口喧嘩は毎回のことだし、それをラクウェルがのほほんとしながら見ているのも毎度お約束の展開だ。
遠山の金さんが印籠を出して悪代官を屈服させるくらいお決まりのギャグシーン。
それが時たまシリアスな展開が入ることがある。
三人にとって常に付きまとう「家族としてのありよう」がそうだ。
シリアスさでは、人間な残酷な一面、という意味合いでの表現も存在する。
血筋のために、使命のために、人を殺す人間が存在する。
中には、仕事だから、命令だから、という理由で殺す人間が存在する。
さらに、誰かを殺すために誰かを利用する人間がいる。
リアルな人間の汚いところも書かれているのだ。
以上がギャグパートとシリアスパートの話だ。
以下は私の個人的な趣味として好きなところを語ろう。
すてプリは理論立てた設定が作られている。
精神やら、魔法やら、それがどういう仕組みで動いているか書かれている。
他にも一般常識的なものや、理論的なもの、人間の思考に関して。
いろいろな方面で事細かに書かれていている。
そういう細かい理論立てた書き方を自分もするから、きっと好きなのだろう。
すてプリではキャラの個性というものが一人一人事細かに書かれている。
パシフィカは容姿は出生ゆえに姫らしいが、天真爛漫で、元気で、活動的で、野良猫のようなキャラ。
兄のシャノンは物憂げで、世帯じみて、爺くさく、細かくてめんどくさがりなキャラ。
姉のラクウェルはぼんやりとしていて、ぼけてて、何考えているか分からなくて、魔法オタクだ。
それぞれの個性を一冊に一回は毎度容姿の説明と共に彼は書いている。
これはすてプリの後に書かれたまじしゃんず・あかでみぃになっても続いている。
主人公キャラだけではなく、一話限りの登場キャラでもメインストーリーに絡めばちゃんと説明が書かれる。
小説は挿絵でも入らないと世界観を把握することは読者頼みだ。
だから、精細な情景描写というのは小説の良し悪しに繋がるし、個性を出す大事なポイントだと私は思う。
榊一郎の情景描写は、基本的に想像した状況を普通に書いている感じだ。
細かく書かれているが、特別個性があるように書かれているわけでもない。
榊一郎が個性強く書いているのは、キャラ同士のやり取りだ。
その辺りは実際に読んでみてほしいところだが、絵師の独特な質感の絵とあって非常に変態っぷりが引き立てあっていて面白い。
特に、おっさんとか、おじさんとか、親父とか、巨乳の女性とか、癖のあるキャラがいい味を出している。
ギャグに走る場合は徹底的にギャグに走るし、状況によっては戦闘中であってもギャグに走ることもある。
魔法オタクのラクウェル姉関係が特に多いパターンだ。
一方でシリアスなシーンもしっかりと描かれている。
すてプリのおいてパシフィカとシャノンとの口喧嘩は毎回のことだし、それをラクウェルがのほほんとしながら見ているのも毎度お約束の展開だ。
遠山の金さんが印籠を出して悪代官を屈服させるくらいお決まりのギャグシーン。
それが時たまシリアスな展開が入ることがある。
三人にとって常に付きまとう「家族としてのありよう」がそうだ。
シリアスさでは、人間な残酷な一面、という意味合いでの表現も存在する。
血筋のために、使命のために、人を殺す人間が存在する。
中には、仕事だから、命令だから、という理由で殺す人間が存在する。
さらに、誰かを殺すために誰かを利用する人間がいる。
リアルな人間の汚いところも書かれているのだ。
以上がギャグパートとシリアスパートの話だ。
以下は私の個人的な趣味として好きなところを語ろう。
すてプリは理論立てた設定が作られている。
精神やら、魔法やら、それがどういう仕組みで動いているか書かれている。
他にも一般常識的なものや、理論的なもの、人間の思考に関して。
いろいろな方面で事細かに書かれていている。
そういう細かい理論立てた書き方を自分もするから、きっと好きなのだろう。
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