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ゲーム、マンガ、および、ニュース関のtwitterで流した情報をまとめて記事にしています。twitterが面倒な方は、こちらからどうぞ。 桜戯 @sakuragi_007

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シュリンクは「綺麗な野菜販売」に似ている

シュリンクについて記事を読んで思ったのが、これって店で売ってる「綺麗な野菜」とよく似てると思うんだよ。
コンビにでも、スーパーでも、デパートでもどこでもいいんだけど、市販されている野菜ってのはみんな綺麗だよね?
傷が付かないように包装されているのはもちろん、果物だと見栄えのいい形である必要があるし、野菜だと虫食いがあるものなんて論外じゃない。
で、そういった商品を買っている人たちはみんな「野菜は綺麗な状態で売られている」という販売方式を当然のものと思っている。
けれど、そんな綺麗な状態で売る必要って実際あるんだろうか?
確かに見た目には綺麗な野菜は買って気持ちがいいけど、実際には農薬だとか見えない部分で汚れているかもしれない。
なのに、消費者はそんなこと気にしないで(あるいは気付かずに)買っていく。
そして、形が悪かったり、虫食いがあるせいで売れなくなった分、生産者たちは損害が生まれる。
これは「販売側の損失」とい点でシュリンクにかかる費用と同じことだと思う。
どっちも「綺麗な状態で売る」という買い手の願望一つなくなれば不要になる部分。
なくなれば買い手も、売り手も、それなりに利点があるはずなんだ。

それじゃなんでこの買い手の願望は消えないんだろう?
理由は「綺麗な状態で売る」という今の状況を買い手が「常識」と考えているからだ。
だから見栄えの悪い果物や虫食いの野菜は売れないし、シュリンクのないマンガは(実際は汚れていないかもしれないのに)「汚い」と思い込んで売れないだろう。
証拠に小説はシュリンクないのに普通に売られ、売れている。
これは「シュリンクない状態で小説は売られ続けたから」じゃないだろうか。
(とらのあなとか書店によってはシュリンクつけてるところもあるけど)

それじゃ、どうすれば買い手の意識を変えることができるだろう?
ここから先は野菜とマンガと同列に考えることはできない。
本と野菜は同じように「綺麗である」という価値がついているけど、決定的に違う部分がある。
野菜なら買って帰って消費しないと買い手にとって意味はない。
けれど、マンガの場合、立ち読みで内容をチェックしてそれでかわずに済ますこともできる。
私の場合、それを雑誌でやってるしね。
「綺麗な状態で売る」というそこまでにかかる努力、理由、損失は似てるのに、その状況を打破しようとするとマンガはただ買い手側に「シュリンクがない状態の利点」を生むだけでは買ってくれない。
全国一斉シュリンク撤廃だって、仮に実現しても買ってくれる人がいる一方で立ち読みで済ます人もきっといるはずなんだ。
今ならネット販売もあるから、そっち一本にしちゃう人が増えるかもしれない。
だから、シュリンク撤廃でどの程度効果があるかは実際にやってみないと成果は分からないに違いない。
(それはそれで結果に興味あるけど)
そう考えると、シュリンクなしでマンガを売るのはやっぱり難しいんだなあ、と思う。

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