裏SENTENラボ
ゲーム、マンガ、および、ニュース関のtwitterで流した情報をまとめて記事にしています。twitterが面倒な方は、こちらからどうぞ。 桜戯 @sakuragi_007
「ぽてまよ」の魅力 その2:ギャグアニメ的オーバーリアクションとつっこみの不在
「「ぽてまよ」の魅力 その2:過剰演出とつっこみの不在、それによる読者とぽてまよとのつながりの発生」
芸人のコントは二人組み以上のときボケとツッコミが両方いることで一つのネタを完成させている。ボケとツッコミは本来一つ、一心同体のものなのだ。
アニメ版になると動きがあって一段と分かりやすいがぽてまよではオーバーリアクション、もとい過剰演出がある。
1:たとえば驚いたときのぽてまよのお漏らしだ。まるで滝のようにぽてまよはお漏らしをする。その量が半端ない、明らかに自身の質量を超えた量を放出している。
2:流血シーンでの血の多さも過剰演出だ。ぽてまよが窓から落下したときや、雪合戦のとき京を守ろうとしてぐちゅこの攻撃を受けてノックダウンした生徒が雪の上でどくどくと血の海を広げていっている。最近では素直に殴られた皇大(素直の父)が鼻血で血の海を作っていた。
3:無道の場合はそのぽてまよ大好きエネルギーのためにケツを異常に動かす。最初は確かぽてまよがお尻を振る姿を真似て自分のケツを動かしたのが発端だったか。ぽてまよがらみでテンションが上がると無道はケツ振りをする。正確には左右のケツを交互に山のように突き上げている感じだ。
4:ぐちゅこの生体兵器っぷりも過剰演出といえようか。頭にいる二匹の角のような生物。彼ら(ぐちゅこ付属だから彼女か?)が出すビームは石像を灰にし、あらゆる生物をノックダウンさせる超音波を発生させる。ぐちゅこの鎌は冷蔵庫や家の扉からトリュフまで、あらゆるものを斬ってきた。体当たりで鼻血→血の海コンボ発生も多い。
5:ぽてまよにお菓子をあげるおやつおじさん(名前不明)もあの人の解説の具体性は過剰演出並に正確で長い。
そんな感じでぽてまよには過剰演出な展開が多く見られる。
そこでポイントなのが、そこに本来「おかしいだろ!」とつっこむ人間がいないことだ。
1の場合、頭の上からお漏らしを食らう素直がぽてまよに怒る描写がない。素直のノーリアクションっぷりはぽてまよキャラの中でもナンバーワンだ。
2の場合は場面や被害者によって千差万別だ。生徒の場合食らった本人が訴えるし、ぽてまよの場合はちゃんと心配された。皇大の場合は素直が謝って終わる。しかし、出血自体へのつっこみはない。スルー全開モード。
3だと、無道といつも一緒にいる薫が心の中で「ちょっと気持ち悪いけど発言」がある。教室では逆に人前なので必死に止めようとしている。
4は血の海と同じ、超音波は京自身がダメージを受けてやめるように言っていたことがあったが。
5は聞き終えるか話の途中でスルーして帰ってしまって終わる。
ぽてまよはギャグマンガに一人はいる絶対的に正常なツッコミ役的常識人、というものがいない。常識人じゃなくてもツッコミ役のキャラもいたりする。
常識人としてのツッコミはあずまんが大王の水原暦なんかはそうだ。
後者はワンピースでルフィーたちの敵ゾンビがツッコミ役にまわっていた。
だがぽてまよにはツッコミ役がいない。
たまにつっこむところもあるがつっこみオンリーの「ツッコミ役」というキャラはいない。
ただ、ボケの基準とはボケを見た人物が自分の常識と照らし合わせてずれてたり、おかしかったりして初めてボケとして認識するものだ。そしてツッコミ役はボケに対し、注意し正すなりおかしいところを指摘する。
マンガでツッコミを受けるキャラがずれていたり、ツッコミを入れる側が常識人なのはそのためだ。
だから、読者側の「常識」とぽてまよ世界の人物の「常識」が違ってツッコミに至らないのでは、という考え方もできる。
では誰が彼らにツッコミをいれるのだろうか。
ぽてまよの登場人物たちでなければそれを読む読者側しかいない。
そこで読者がツッコミをいれるのなら、同時に読者がぽてまよの過剰演出というボケに対しつっこむ「ぼけてつっこむコントの組み合わせ」が完成する。
ボケとツッコミ、その二つのつながり方によって読者を作品へより深く引き込む。
それが、ぽてまよの面白さじゃないのかと思う。
芸人のコントは二人組み以上のときボケとツッコミが両方いることで一つのネタを完成させている。ボケとツッコミは本来一つ、一心同体のものなのだ。
アニメ版になると動きがあって一段と分かりやすいがぽてまよではオーバーリアクション、もとい過剰演出がある。
1:たとえば驚いたときのぽてまよのお漏らしだ。まるで滝のようにぽてまよはお漏らしをする。その量が半端ない、明らかに自身の質量を超えた量を放出している。
2:流血シーンでの血の多さも過剰演出だ。ぽてまよが窓から落下したときや、雪合戦のとき京を守ろうとしてぐちゅこの攻撃を受けてノックダウンした生徒が雪の上でどくどくと血の海を広げていっている。最近では素直に殴られた皇大(素直の父)が鼻血で血の海を作っていた。
3:無道の場合はそのぽてまよ大好きエネルギーのためにケツを異常に動かす。最初は確かぽてまよがお尻を振る姿を真似て自分のケツを動かしたのが発端だったか。ぽてまよがらみでテンションが上がると無道はケツ振りをする。正確には左右のケツを交互に山のように突き上げている感じだ。
4:ぐちゅこの生体兵器っぷりも過剰演出といえようか。頭にいる二匹の角のような生物。彼ら(ぐちゅこ付属だから彼女か?)が出すビームは石像を灰にし、あらゆる生物をノックダウンさせる超音波を発生させる。ぐちゅこの鎌は冷蔵庫や家の扉からトリュフまで、あらゆるものを斬ってきた。体当たりで鼻血→血の海コンボ発生も多い。
5:ぽてまよにお菓子をあげるおやつおじさん(名前不明)もあの人の解説の具体性は過剰演出並に正確で長い。
そんな感じでぽてまよには過剰演出な展開が多く見られる。
そこでポイントなのが、そこに本来「おかしいだろ!」とつっこむ人間がいないことだ。
1の場合、頭の上からお漏らしを食らう素直がぽてまよに怒る描写がない。素直のノーリアクションっぷりはぽてまよキャラの中でもナンバーワンだ。
2の場合は場面や被害者によって千差万別だ。生徒の場合食らった本人が訴えるし、ぽてまよの場合はちゃんと心配された。皇大の場合は素直が謝って終わる。しかし、出血自体へのつっこみはない。スルー全開モード。
3だと、無道といつも一緒にいる薫が心の中で「ちょっと気持ち悪いけど発言」がある。教室では逆に人前なので必死に止めようとしている。
4は血の海と同じ、超音波は京自身がダメージを受けてやめるように言っていたことがあったが。
5は聞き終えるか話の途中でスルーして帰ってしまって終わる。
ぽてまよはギャグマンガに一人はいる絶対的に正常なツッコミ役的常識人、というものがいない。常識人じゃなくてもツッコミ役のキャラもいたりする。
常識人としてのツッコミはあずまんが大王の水原暦なんかはそうだ。
後者はワンピースでルフィーたちの敵ゾンビがツッコミ役にまわっていた。
だがぽてまよにはツッコミ役がいない。
たまにつっこむところもあるがつっこみオンリーの「ツッコミ役」というキャラはいない。
ただ、ボケの基準とはボケを見た人物が自分の常識と照らし合わせてずれてたり、おかしかったりして初めてボケとして認識するものだ。そしてツッコミ役はボケに対し、注意し正すなりおかしいところを指摘する。
マンガでツッコミを受けるキャラがずれていたり、ツッコミを入れる側が常識人なのはそのためだ。
だから、読者側の「常識」とぽてまよ世界の人物の「常識」が違ってツッコミに至らないのでは、という考え方もできる。
では誰が彼らにツッコミをいれるのだろうか。
ぽてまよの登場人物たちでなければそれを読む読者側しかいない。
そこで読者がツッコミをいれるのなら、同時に読者がぽてまよの過剰演出というボケに対しつっこむ「ぼけてつっこむコントの組み合わせ」が完成する。
ボケとツッコミ、その二つのつながり方によって読者を作品へより深く引き込む。
それが、ぽてまよの面白さじゃないのかと思う。
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